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協会の役割

自動車補修溶接の信頼性確保

近年の自動車ボディには、環境負荷低減と衝突安全性を両立させるために超高張力鋼板やアルミニウム合金などの
いわゆる「軽量化材料」が積極的に使用されており、自動車整備業界は、自動車ボディの補修溶接に関し、

・熱感受性の高い高張力鋼鈑の採用により伝統的な補修溶接技術であるアーク溶接の適用範囲が大幅に縮小している。(技術的課題)
・レーザー溶接に代表される生産過程における溶接方法の技術革新がそのまま自動車補修溶接における補修溶接技術の革新にはつながっていない。(構造的課題)

など、解決しなければならない幾つかの課題を抱えています。

一方、溶接業界の側においても、自動車用高張力鋼板の補修溶接という特殊な対象への関心は必ずしも高いとは言えず、こちらも具体的な解決策は今日まで検討されていません。

例えば、自動車補修スポット溶接条件の根拠として機能するはずのJISやWESの規格は、昭和61年以降一度も改訂されておらず、この規格を現在の自動車用高張力鋼板の補修スポット溶接に適用するためには、溶接機の使用者が自らの責任で条件を補正しながら溶接しなければならないというのが実情です。

さて、今後も増え続けるこのような課題への対応に必要な要素とは、自動車整備業界と溶接業界をシームレスにつなぎ、共通の問題意識をもって
課題を解決していくための「場」の存在です。

必要な「場」を提供し、「場」を通じて自動車補修溶接の信頼性の確保すなわち自動車の環境性能・衝突安全性能の維持に貢献すること、それが「一般社団法人 日本自動車車体補修協会」の役割です。

当協会の目的⇒自動車補修溶接の信頼性の確保

組織について

一般社団法人 日本自動車車体補修協会 Japan Autobody Repair Work Association <JARWA>

組織概要

名称 一般社団法人日本自動車車体補修協会
会長 吉野一
住所 東京都千代田区神田佐久間町4-6 斎田ビル5F
電話 03-5829-4811(代)
FAX 050-3153-2056
URL http://jarwa.or.jp

組織図

組織図

関係諸団体・機関

行政機関
経済産業省
国土交通省
溶接関連団体
一般社団法人 日本溶接協会
一般社団法人 軽金属溶接協会
一般財団法人 日本溶接技術センター
自動車車体整備関連団体
日本自動車車体整備協同組合連合会
自動車整備関連団体
一般社団法人 日本自動車整備振興会連合会
その他関連団体
株式会社自研センター

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企画運営委員会

委員
・溶接機メーカー部会長
・自動車メーカー部会長
・副資材メーカー部会長
・中古自動車流通部会長
・関連団体
事務局
・日本自動車車体補修協会
活動目的
・自動車補修溶接の信頼性確保に向けた諸活動の推進。
活動内容
・専門委員会、部会の全般的な企画運営。
・部会要望事項の専門委員会への取り次ぎ。
・専門委員会決議事項の審査、承認。

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<専門委員会>自動車補修溶接研究委員会

委員
・溶接機メーカー部会
・自動車メーカー部会
・副資材メーカー部会
・関連団体
事務局
・日本自動車車体補修協会
活動目的
・自動車補修溶接の信頼性確保に向けた溶接機/溶接条件の調査、
   研究。
活動内容
・自動車用鋼鈑の補修溶接に関する調査、研究。
・自動車用アルミ合金の補修溶接に関する調査、研究。
・自動車補修溶接における各種外覧要因の影響に関する調査、研究。
・「板厚別・引張強度別・目標ナゲット径別自動車補修スポット溶接
   条件」に関する調査、研究。
・自動車補修現場で適切に運用できる溶接機/技術/技能の調査、
   研究。
・自動車補修溶接全般における日本工業規格との整合及び原案作成に
   関する調査、研究。

自動車補修溶接教育委員会

委員
・溶接機メーカー部会
・自動車メーカー部会
・副資材メーカー部会
・中古自動車流通部会
・関連団体
事務局
・日本自動車車体補修協会
活動目的
・自動車補修溶接事業者に向けた、溶接技術/技能の普及。
活動内容
・自動車補修溶接に関する教育実態の調査研究。
・自動車補修溶接に関する教育コンテンツの作成。
・自動車補修溶接に関するセミナー、講習会の実施。
・溶接関連団体が実施している溶接に関する教育事業との連携。
・溶接関連団体が所管している溶接に関する要員認証制度との連携。

自動車補修用溶接機識別番号登録委員会

委員
・溶接機メーカー部会
・自動車メーカー部会
・関連団体
事務局
・日本自動車車体補修協会
活動目的
・自動車補修溶接に関する適切な溶接機の指標の策定と運用。
活動内容
・自動車補修用溶接機のJIS C 9305 (ISO669)への適合性に関する
   調査、研究。
・自動車補修用溶接機の基本仕様に関する協会規格の策定、運用。
・自動車補修用スポット溶接機の「板厚別・引張強度別・目標ナゲット
   径別自動車補修スポット溶接条件への適合性」に関する調査、研究。
・自動車補修用溶接機の識別番号制度の企画、運営。

自動車補修用溶接機点検普及促進委員会

委員
・溶接機メーカー部会
・自動車メーカー部会
・関連団体
事務局
・日本自動車車体補修協会
活動目的
・識別番号登録済み自動車補修用溶接機の性能維持。
活動内容
・識別番号登録済み自動車補修用溶接機の点検普及促進に関する協会
   規格の策定。
・識別番号登録済み自動車補修用溶接機に対する点検普及促進制度の
   企画、運営。

自動車車体整備情報普及委員会

委員
・溶接機メーカー部会
・自動車メーカー部会
・副資材メーカー部会
・中古自動車流通部会
・関連団体
事務局
・日本自動車車体補修協会
活動目的
・自動車補修溶接に関する整備情報の展開と普及。
活動内容
・自動車メーカーが発行する車体整備情報の普及に係る活動。
・車両別溶接機別の溶接条件設定情報の普及に係る活動。

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<部会>溶接機メーカー部会

部員
・溶接機メーカー各社
事務局
・日本自動車車体補修協会
活動目的(自動車補修用溶接機の信頼性の確保)
・協会の活動に対して、溶接機メーカーとしての要望/提言を行う。
・協会が行う自動車補修用溶接機の型式認証事業を始め各種事業に
   対する必要なサポートを行う。
・自動車補修用溶接機の必要性と信頼性を自動車補修業界全体に認識
   してもらう。
・活動を通じて、補修溶接後の自動車の環境性能、衝突安全性能の
   維持に貢献する。

※部会の活動は各社共通課題の解決を主に行う。
※基本性能/便利機能など部員の活動について一切制約するものでは
   ない。
※部会員以外の同業事業者及び需要者が競争上不利益となるような
   排他的な取り決めは一切行わない。

自動車メーカー部会

部員
・自動車メーカー各社
事務局
・日本自動車車体補修協会
活動目的(自動車補修溶接の信頼性の確保)
・協会の活動に対して、自動車メーカーとしての要望/提言を行う。
・協会が行う自動車補修溶接条件標準化事業を始め各種事業に対する
   必要なサポートを行う。
・協会の活動に連携し、車体修理書の溶接に関する情報の適正化を
   行う。
・協会の活動結果の適切な利用を推進するために、系列販売店を含む
   ステークホルダーに対し必要なアナウンスを行う。
・自動車補修溶接の信頼性を確保しやすい車両づくり。

※部会の活動は各社共通課題の解決を主に行う。
※車体修理書/車両づくりなど部員の活動について一切制約するもの
   ではない。
※部会員以外の同業事業者及び需要者が競争上不利益となるような
   排他的な取り決めは一切行わない。

副資材メーカー部会

部員
・副資材メーカー各社
事務局
・日本自動車車体補修協会
活動目的(自動車補修溶接に不可欠な副資材使用時の溶接強度の確保)
・協会の活動に対して、副資材メーカーとしての要望/提言を行う。
・協会が行う副資材と溶接強度との関係性の調査研究を始め各種事業に
   対する必要なサポートを行う。
・自動車補修用副資材の普及をより一層加速させる。
・自動車補修用副資材の必要性と信頼性を自動車補修業界全体に認識
   してもらう。
・事故車修復作業における溶接強度を安定的に確保するため、協会が
   行う防錆材や接着剤を始めとする各種副資材と溶接強度との関係性の
   調査研究に必要なサポートを行う。
・活動を通じて、溶接補修後の自動車の環境性能・衝突安全性能の維持
   に貢献する。

※部会の活動は各社共通課題の解決を主に行う。
※基本性能/付加価値など部員の活動について一切制約するものでは
   ない。
※部会員以外の同業事業者及び需要者が競争上不利益となるような
   排他的な取り決めは一切行わない。

中古自動車流通部会

部員
・中古自動車関連各社
事務局
・日本自動車車体補修協会
活動目的(補修溶接を伴う修復歴車の環境性能・安全性能に関する知見の収集)
・協会の活動に対して、溶接機メーカーとしての要望/提言を行う。
・協会が行う自動車補修用溶接機の型式認証事業を始め各種事業に対し
   必要なサポートを行う。
・溶接機メーカーと自動車メーカーが発信する事故車修復作業における
   超高張力鋼鈑の溶接強度に関する情報を収集し、補修溶接を行った
   自動車の安全性に係る知見として活用する。
・活動を通じて、溶接補修後の自動車の環境性能、衝突安全性能の維持
   に貢献する。

※部会の活動は各社共通課題の解決を主に行う。
※検査基準/修復歴車の判定基準など部員の活動について一切制約する
   ものではない。
※部会員以外の同業事業者及び需要者が競争上不利益となるような
   排他的な取り決めは一切行わない。

技術顧問部会

部員
・自動車補修溶接技術に造詣が深い企業または個人
事務局
・日本自動車車体補修協会
活動目的(自動車補修溶接の信頼性の確保の為の技術的助言)
・協会の活動に対して、技術的側面からの助言/提言を行う。
・協会が行う自動車補修溶接条件標準化事業を始め各種事業に対する
   必要なサポートを行う。
・活動を通じて、補修溶接後の自動車の環境性能、衝突安全性能の維持
   に貢献する。

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沿革

2018年10月 一般社団法人日本自動車車体補修協会(Japan Autobody Repair Work Association)<JARWA>へ名称を変更
2014年04月 一般社団法人日本自動車補修溶接協会<JARWA>設立

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協会アクセス

日比谷線【秋葉原駅】 徒歩4分
JR山手線/総武線/京浜東北線【秋葉原駅】 徒歩5分
JR総武線【浅草橋駅】 徒歩6分

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